
(07/09)
2005年に惜しまれながら解散、その後はリードシンガーのビヨンセ(Beyonce)を筆頭にそれぞれソロで活躍しているガールズ・グループ、デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)が、新たなアルバムを発表予定だとビヨンセの父、マシュー・ノウルズ(Matthew Knowles)が語った。
元は医薬品のセールスマンだったマシュー・ノウルズは、デスティニーズ・チャイルドのデビューを支えるために1996年頃からマネージャーに専任。彼女らをスターダムへと押し上げ、2003年にはMusic World Entertainmentを立ち上げるなど支えてきた。しかし2009年、2010年にはデスチャ・メンバーのケリー・ローランド(Kelly Rowland)、ミッシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)がMusic Worldをそれぞれ離脱、2011年にはビヨンセらのマネジメント契約も終了したが、デスティニーズ・チャイルドの契約はMusic Worldの管理下のままと発表されていた。
ゴスペル・レーベルを運営しながら、リアリティ番組「Breaking From Above」と連動させた新ガールズ・グループをデビューさせるなど活動していたマシュー・ノウルズは、この番組の全米放送スタートのプロモーションの中で、米メディア ハフィントン・ポストに対し、デスティニーズ・チャイルドについて自ら言及。「Music Worldはソニーとのジョイント・ベンチャーも続けており、11月にはデスティニーズ・チャイルドのアルバムが2作品出る予定だ」と衝撃のコメントをし、「発表済みの曲を中心とするが、未発表曲を何曲か入れたもの」になっていると説明。驚いた記者が「再結成ツアーの可能性は?」と訊ねると、「最初のリリースではツアーはしない。ツアーの計画を立てるにも1年間かかるから。それにレディーたちは自分たちのソロ・キャリアを進めているところだしね。5年以内には再結成ツアーが実現するだろう。もっとも難しいのはどの曲を歌うかということだね。デスティニーズ・チャイルドのヒットだけでなく、ソロのヒット曲も混ぜたステージにしたいから。ナンバーワンヒットでも何曲かは捨てなきゃいけないだろうな(笑)」と上機嫌に今後のプランを語っている。
デスティニーズ・チャイルドの再結成の噂は何度か出たものの公式に否定され続けてきたが、デスティニーズ・チャイルドの契約を現在も持つMusic Worldのボスであるマシュー・ノウルズから具体的に言及されたのは解散後これが初。しかし、以前にケリーは「マシュー・ノウルズはデスティニーズ・チャイルドのメンバーではないのだから、再結成するかどうかは彼が下していい決断じゃない。それは、(メンバーである)私、ビヨンセ、ミッシェルが決めること」と語っていたこともある。また、ケリーは先日、リル・ウェイン(Lil Wayne)をゲストに迎えた新曲“Ice”の音源がインターネット上に浮上、ソロ新作の制作を進めていることが明らかになっているほか、ミッシェルも先日、ゴスペルの名門レーベル Light Recordsとの契約、来年1月にソロ新作を出す予定であることが発表されている。加えて、ビヨンセもまもなくソロ新作のためのレコーディングに入ると噂されている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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