
(07/12)
新作映画“Red Hook Summer”の全米公開を控える映画監督スパイク・リー(Spike Lee)が、友人だった故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のドキュメンタリー映画の製作に携わっていることが明らかになった。
スパイク・リーは、過去にマイケル“They Don't Care About Us”のミュージックビデオの監督を務め、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』で発表された未発表曲“This Is It”のための映像も制作したことがある。そのスパイク・リーが、1987年に発表されたマイケルのアルバム“Bad”のドキュメンタリー映画に関わっていることを明らかにした。「このドキュメンタリーには、誰も見たことのないマイケルの映像がある。マイケルが自分自身を撮ったものや、舞台裏映像とかがね。我々はマイケルが遺したものを聴くことができた……彼は“Bad”のために60曲のデモを作ったんだ。11曲しかアルバムには入ってないけどね。そういう未発表作品をたくさん聴いた。素晴らしい体験だった」とコメント。「彼には素晴らしいユーモアのセンスがあった」とスパイク・リーは振り返っており、マイケルのパーソナルな部分がのぞける内容となっているという。
またこのドキュメンタリーについて「マイケルのファンじゃない人でも楽しめるよ」と説明しており、スパイク・リー監督自らカニエ・ウェスト(Kanye West)、マライア・キャリー(Mariah Carey)、LA・リード(Antonio "L.A." Reid)から、「Bad Tour」のバックコーラスだったシェリル・クロウ(Sheryl Crow)らにインタビューした映像もあるとのこと。“Bad”は発表から今年25周年を迎え、9月にはこれまで正規パッケージ・リリースのなかった88年の「Bad Tour」コンサート映像のDVDなどを付けた記念盤“Bad 25”がリリースされる予定。ドキュメンタリー映画はまだタイトルなども決まっておらず、いつどのような形で公開されるかも不明だが、この25周年企画の一環として動いている。
なお、スパイク・リー監督は8月29日のマイケル・ジャクソンの誕生日を祝うトリビュート・イベントを毎年開催しており、今年はニューヨークはブルックリンのプロスペクト・パークで25日に開催予定。「今年は25周年だから“Bad”にフォーカスする予定だよ」と話しており、ここで映像の一部などが公開される可能性もありそうだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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