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ジェシー・ボイキンス+メロー・Xによるコラボ作は10月に
(08/01)
今年4月の来日ライブも好評を博したシンガーのジェシー・ボイキンス三世(Jesse Boykins III)と、MPCでのライブ・パフォーマンスも得意とするラッパー/ビートメイカーのメロー・X(MeLo-X)とのコラボレーション作“Zulu Guru”がついに完成。10月のリリースを前にリード曲“Black Orpheus”を無料公開した。

シカゴで生まれ、ジャマイカやマイアミで育ち、現在はニューヨークを拠点に世界中で活躍しているジェシー・ボイキンスは、ライブ・サウンドのメロウなソウル・ミュージックを聴かせる2008年発表の1stフル・アルバム“The Beauty Created”で高い評価を受けた一方、2011年にはゴールド・パンダ(Gold Panda)らのビートを使い、エレクトロを大胆に取り入れたEP“Way Of A Wayfarer”を発表するなど、多彩な音楽性を持つアーティスト。かねてからコラボの機会の多かったメロー・Xとのコラボ作“Zulu Guru”は昨年から制作がスタートしていたが、いよいよ完成。7月30日に、“Zulu Guru”がイギリスのインディ・レーベル Ninja Tuneから10月15日に発売されるとアナウンスされた。

アフロ・ビート、西インド音楽、エレクトロニック・ソウルの要素を取り入れたという音楽性について、「ジャンルという足かせに縛られることなく、我々は音楽のさまざまな景色を旅し、境界を破壊していった」とコメント。ジェシー作品のビジュアルを担当するドクター・ウー(Jarrett "Dr." Woo)が手がけた神秘的なアートワークも公開されると同時に、アフター・ワン(Afta-1)プロデュースによるリード曲“Black Orpheus”の無料ダウンロードもスタートしており、アフロ・ビート的なトラックの上を、メロー・Xのラップの合間に虚空に溶けるようなジェシーの歌声が響く、独特の世界観を見せる曲になっている。

なお、来日時に行われたbmr.jpでのインタビューでジェシーは、「このアルバムは、ズールー(※アフリカの民族)とグールー(※グル、ヒンドゥー教などにおける指導者、尊師)、基本的にはアフリカの文化とアジアの文化のブレンドなんだ」と説明している。このジェシー・ボイキンス三世のインタビューは間もなくbmr.jpで公開される予定。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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