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期待度最高潮のザ・ウィーケンド、「三部作」商品版が完成か
(08/01)
インターネットで公開した無料ミックステープが世界的な評価を集め、すでに大人気となっているカナダ出身のシンガー/ソングライター ザ・ウィーケンド(The Weeknd)が、初めての商業リリースとなる「三部作」を完成させたようだ。

ザ・ウィーケンドは昨年、“House Of Balloons”、“Thursday”、“Echoes Of Silence”という3作のミックステープをネットで無料公開。これらの作品が大きな反響を呼び、同郷のトップスター、ドレイク(Drake)のレーベル OVOにも自身のXOとの合同となるOVOXOという形で参画、ドレイクのヒット作“Take Care”でも重要な役割を果たすなど一気に注目アーティストに浮上。昨年末には、ミックステープとして発表した三部作を商業デビュー作として改めて発売すると発表した。

その後は各地でのライブを中心に活動してきたザ・ウィーケンドだが、7月29日日曜日には「月曜にはニューヨークでマスタリングの最終段階。ついにこのチャプターを終わらせる時が来た」とTwitterなどでコメント。実際にニューヨークのレコーディング・スタジオで、70年代から活躍するベテラン・エンジニアとして名高いトム・コイン(Tom Coyne)の下でマスタリングを行ったようで、「“House Of Balloons”終了、1/3」などと順次レポート、日本時間の8月1日未明には「“Echoes Of Silence”が終わった、3/3」と、3部作全てのマスタリング作業の終了を報告。またそれに続く4時間後には「iTunes向けにマスタリングした……」とも呟いている。

とはいうものの、ザ・ウィーケンドはこれまでメジャー・レーベルとの契約なども一切発表しておらず、合わせると27曲に及ぶこれらの作品が果たしてどのような形でリリースされるのかは、リリース時期も含めてまだ明らかになっていない。一部のレーベルからは1作目の“House Of balloons”発表から1週間とたたずに契約のオファーがあったという話もあるほど期待されているザ・ウィーケンドだが、契約の仲介役ともなりそうなドレイクは、5月のMTVインタビューで「書類上の手続きは進んでいるよ。でもそんなことは重要視していない」と切って捨てている。ザ・ウィーケンド本人はほとんど取材も受けずメディアにも登場しないが、ネットを介してファンと直接つながることに成功していることからも、メジャー・レーベルにあまり頼らないモデルを模索しているようだ。

ニュース提供:bmr.jp

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