最新R&B,HIPHOPニュース

マライアが昨今のクロスオーバーなR&Bを批判、新作で「流行は気にしない」
(08/06)
8月上旬に新曲を公開すると発表していたマライア・キャリー(Mariah Carey)が、その予告どおり8月2日にニュー・シングル“Triumphant (Get 'Em)”を発表。また、米Billboard誌にたいしニュー・アルバムの方向性を明かした。

リック・ロス(Rick Ross)とミーク・ミル(Meek Mill)という人気ラッパーふたりを迎えた “Triumphant (Get 'Em)”は、これまでのマライアの1stシングルのセオリーどおりアップテンポな曲。マライアとは、“Always Be My Baby”や“We Belong Together”など長年共にヒットを生んできたジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)と、そのJDとよくタッグを組むブライアン・マイケル・コックス(Bryan-Michael Cox)がプロデュースを手がけている。この“Triumphant (Get 'Em)”は7日からデジタル・リリースされる予定だが、これもこれまでの戦略のとおりクラブ向けのリミックスも準備されているという。プレスリリースでは、「これまでも、リミックスのために歌をレコーディングし直すのはとても楽しかった。そのジャンルのために曲自体リライトできたり、好きなだけパワフルに歌える自由があるから」とコメント。実際にVintage Throwback Remixと題された、マライア定番のハウス・リミックスの音源が明らかになっており、歌詞やメロディも変更され、歌い直された‘新曲’のような出来になっている。

またマライアは、自身14枚目となるオリジナル・スタジオ・アルバムを準備中。Billboard誌にたいしマライアは、「私が好きな人たちとたくさんコラボレーションしてるわ。でも重要なのは、なにか特定のトレンドを追いかける気が私にはないということ」とコメント。ポップスやダンス・ミュージックとクロスオーバーする昨今のR&Bについても、「昔の、ヒットのためにクロスオーバーを狙う必要のなかった時代のR&Bを取り戻せたら、素晴らしいことだと思う。才能あるR&Bアーティストたちがあまりにもたくさん、そういうR&Bを歌う機会に恵まれない状況に悲しくなるわ」との意見を示している。

なお、一部ではマライアの‘復活’に大きく貢献したLA・リード(L.A. Reid)がIsland Def JamからEpic Recordsに移ったため、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)らと同様にマライアもEpicへ移籍するのではとの憶測が立っていたが、今回のプレスリリースはIsland Def Jamから発信されている。(s)

ニュース提供:bmr.jp

他のニュースを見る
mero.jpうたフルTOPへ