(08/10)
ドクター・ドレー(Dr. Dre)とジェイ・Z(Jay-Z)という東西を代表する超大物ふたりを迎えた話題曲“3 Kings”が収録された人気ラッパー、リック・ロス(Rick Ross)の新作“God Forgives, I Don't”が、発売1週目で21万枚以上を売上げ、余裕で米Billboardアルバム総合チャート初登場1位を獲得。同時にiTunesアルバムチャートでも1位とヒットを記録している。
発売まであと1週間足らずという時点で全収録曲がインターネット上に流出するというトラブルはあったものの、ニュー・アルバム“God Forgives, I Don't”は21万枚以上を売り上げた。リック・ロスは2010年発表の前作“Teflon Don”が惜しくも初登場2位となった以外はすべて初登場1位を獲得しているが、ふたたびその人気ぶりを示した形だ。これで4作目の全米チャート1位の獲得で、リル・ウェイン(Lil Wayne)やスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)らもアルバム総合チャートでの1位獲得はまだ3タイトルに留まり、また先日発売されたナズ(Nas)渾身の最新作“Life Is Good”の初週セールスが15万枚弱だったことからも、改めてリック・ロス並びに自身が率いるMaybach Music Groupの勢いがうかがえる。
なお、この新作“God Forgives, I Don't”については、昨年末にリック・ロスが「発作」を起こして病院に緊急搬送されるなど健康面での問題を受けて発売延期を余儀なくされた経緯もあったが、MTVの取材の中では「俺の家族は戦士だね。母親から娘、小さな息子までが入院中、俺に付き添ってくれていたんだ」「俺は素晴らしいチームに恵まれている。みんな、自分にできる最大限、俺を助けようとサポートしてくれる。彼らが一番、この初登場1位のヒットという結果を喜んでくれてると思う」と周囲のサポートの大きさを語っている。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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