
(08/15)
音楽フェス「Roots Picnic」の主催を務めるなど様々な形で音楽を発信している、ザ・ルーツのクエストラブ(?uestlove of the Roots)が、自身のレーベル Okayplayer Recordsを8年ぶりに再始動。同レーベルから、ジェイ・Z(Jay-Z)もお気に入りだというラッパー、ダニー(Danny!)の新作を9月にリリースすることなどが明らかになった。
ヒップホップ・バンド、ザ・ルーツのドラマー/プロデューサーとして活躍するクエストラブは、1987年に原型が生まれ、1999年からインターネット上でヒップホップを中心とした良質な音楽の情報やカルチャーを発信するサイトとして始動したOkayplayerの創始者のひとり。彼は2004年に音楽レーベルとしてOkayplaer Recordsをスタートさせたが、同年にリリースしたコンピレーション・アルバム“True Notes Vol 1”を最後に同レーベルは特に機能していなかった。
しかし、このOkayplayer Recordsが8年ぶりに再始動。第一弾としてダニーの新作“Payback”を9月25日に、続いてヤング・グールー(Young Guru)によるブレイクビーツ集“Young Guru: Essentials Vol 1”を10月9日に発売する。クエストラブは8年ぶりのこの再始動にあたって、「何年も、このレーベルをリローンチさせる正しいタイミングを待ってきた。そして今、ダニーから再始動だ!」と意気込みを語っている。
ダニーはアトランタを拠点に活動しているラッパー/プロデューサーで、プロデュースから宣伝まで自らこなす「DIY」活動がOkayplayerを筆頭に数々のメディアで取り上げられ、注目を集めた。2011年には、2009年に発表したアルバム“Where Is Danny?”がエミネム(Eminem)らを抱えるメジャー・レーベル、Interscope Recordsから再リリースされ、またクエストラブがTwitterで「ダニーはHovのフェイバリット・ラッパー」とジェイ・Zのお気に入りであることを明かしたこともあって、勢いが増しているところ。9月25日にリリース予定のニュー・アルバム“Payback”には、スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)やエル・P(El-P)、ブルー(Blu)、フォンテ(Phonte)、ジム・ジョーンズ(Jim Jones)、ターニャ・モーガン(Tanya Morgan)、ライムフェスト(Rhymefest)、DJケイスレイ(DJ Kay Slay)らが参加予定ということで、ダニーにとっても大きな転機となりそうな意欲作となっているようだ。
また、10月9日にリリースされる“Young Guru: Essentials Vol 1”は、全3作となるシリーズの第一弾リリースということで、Roc-A-Fella RecordsなどのA&Rを務め、ジェイ・Zのアルバムのミックスも担当しているエンジニアのヤング・グールーにとっての初のリリースとなる。
ニュース提供:bmr.jp
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