
(08/27)
先日のロンドン五輪で開会式、閉会式ともにパフォーマンスを披露した唯一のアーティスト、エミリー・サンデー(Emeli Sande)。このスコットランド出身の新進女性シンガー・ソングライターが今年2月に発売したデビュー・アルバムが、先週に引き続いて全英チャートで1位を獲得。イギリスでの2012年のアルバム・セールスで現在トップに君臨するアデル(Adele)“21”を超えることが確実視されている。
金髪のモヒカン風のヘアスタイルも印象的なエミリー・サンデーは、チップマンク(Chipmunk)“Diamond Rings”(2009年)やプロフェッサー・グリーン(Professor Green)“Read All About It”(2011年)のゲスト・ボーカルのほか、レオナ・ルイス(Leona Lewis)やスーザン・ボイル(Susan Boyle)、シェリル・コール(Cheryl Cole)など数々の人気アーティストに楽曲を提供するソングライターとして活躍。満を持して2011年8月に発表した自身のデビュー曲“Heaven”は新人ながら英シングル・チャート最高2位を記録する大ヒットに。
今年2月に入ってアリシア・キーズ(Alicia Keys)もプロデューサーとして参加した待望のデビュー・アルバム“Our Version of Events”を2月に発表し、イギリスで初登場1位を獲得。発売直後には2012 BRIT Awardsで、批評家たちが選ぶ「Critics' Choice」部門を授賞、その後も“Next To Me”などのシングルがヒット、5月には英アルバム・チャートで1位に再浮上するなどアルバムもロングヒットを記録している。
そして先日のロンドン五輪で、開会式に賛美歌“Abide With Me”を披露。さらに閉会式にも出演、自身の曲“Read All About It (Pt. III)”のパフォーマンスを堂々と聴かせ、一躍注目が集まった。先週の英アルバム・チャートで三たび1位に再浮上、その勢いは衰えず、今週も1位を独占した。昨年、世界で「もっとも売れたアルバム」であるアデルの“21”は今年に入っても売れ続けており、2012年においてもイギリスでもっとも売れているアルバムとなっているが、エミリー・サンデーのデビュー作“Our Version of Events”がこれで64万枚を突破、あと6000枚で“21”の2012年セールスを抜くという状況になっている。また、イギリスだけでなく、カナダやアメリカでも「五輪効果」でエミリーのセールスが増えているという。11月に発売になるアリシア・キーズの新作にも参加していると言われており、年末にかけてさらに話題を呼びそうだ。日本では、このデビュー作に新たに5曲を追加した「完全盤」が11月に発売となることが決まっている。
ちなみにアデルの“21”は、今年7月で世界セールスが計2200万枚を突破している。
ニュース提供:bmr.jp
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