最新R&B,HIPHOPニュース

アレステッド・ディヴェロップメントがデビュー20周年で新作を無料公開中!
(09/05)
スピリチュアルでポジティブさに満ちたメッセージや現代社会への提言、またそのオーガニックなサウンドとスタイルで当時衝撃を与えた米アトランタ発のヒップホップ・グループ、アレステッド・ディヴェロップメント(Arrested Development)が、そのデビュー20周年を記念して新作『Standing At The Crossroads』をファンに向けて無料公開。話題を集めている。

アレステッド・ディヴェロップメントは、1992年にアルバム『3 Years, 5 Months & 2 Days in the Life Of...』(邦題『テネシー(遠い記憶)』)でデビュー。ラブ&ピースを主体としたリリックとオーガニックなサウンド、「スピリチュアル・アドバイザー」も抱えるメンバー構成など、従来のヒップホップとは異なる存在で話題を呼び、リード・シングル“Tennessee”やスライ&ザ・ファミリー・ストーンの曲を下敷きにした“People Everyday”などのヒットも受けて、このデビュー作も大ヒット。グラミー賞も獲得し、一躍脚光を浴びた。一時期はリーダーのスピーチ(Speech)がソロに専念したこともあって活動の途絶えたアレステッド・ディヴェロップメントだが、2000年に入って再始動。メンバー・チェンジもありながらインディをベースに作品のリリースを続けており、特に親日家の彼らは来日も多く、今年1月にも来日公演を実施。根強いファンベースを日本でも築いている。

その彼らが、代表作でありデビュー作である『3 Years, 5 Months & 2 Days in the Life Of...』のリリースから20周年となる今年、ファンへの感謝を込めて新作『Standing At The Crossroads』を公式サイトでなんと無料公開。トレイン(Train)の“Hey Soul Sister”をサンプリングした“Soul Sister”や、シタール奏者ラヴィ・シャンカル(Ravi Shankar)をサンプリングした“Raga In Coolangatta”をはじめ、ソウル、ファンク、ヒップホップを織り交ぜたアレステッドらしい全20曲が収録されている。メジャーを離れて以降は特にアメリカではあまり注目される機会のなかった彼らだが、この8月にはベテラン・ミュージシャンのドキュメンタリーとして人気のTV番組「Unsung」で取り上げられ、デビュー20周年と共にこの新作『Standing At The Crossroads』も徐々に話題を集めているようだ。

ニュース提供:bmr.jp

他のニュースを見る
mero.jpうたフルTOPへ