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DMXやスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)らのラフ・ライダーズ(Ruff Ryders)一派として活躍した女性ラッパーのイヴ(Eve)。昨年、盟友スウィズとのコラボによる“Everyday (Coolin')”を発表していたものの、ここ最近はレーベルやマネジメントの問題で音楽活動が思うようにいかなかった彼女が、ついに5年ぶりの新曲をリリース。10年ぶりとなる新作のリリースに向けて動きだした。
90年代末にラフ・ライダーズの紅一点ラッパーとして登場、ヒットを連発して女性MC人気ナンバー1の座をあっさりと掴んだイヴ。しかし、2002年に発表した前作『Eve-olution』リリースの後にドクター・ドレー(Dr. Dre)のAftermathに移籍するも、“Tambourine”などのシングル・リリースに留まり、予定していたアルバム『Here I Am』は未発表に終わった。その後EMI Musicにふたたび移籍し、2010年の時点で新作『Lip Lock』を2011年3月にもリリースしたいと語っていたが、こちらもうまくいかなかった。
しかし昨年はスウィズ・ビーツ“Everyday (Coolin')”や同郷のジル・スコット(Jill Scott)“Shame”などに参加、今年はニューオーリンズの「Essence Music Festival」やヒップホップの祭典「Rock the Bells」といった大型フェスにも出演し、活動再開をアピールしていたイヴが、ついにニュー・シングル“She Bad Bad”を発表。ウィロウ(Willow)の“Whip My Hair”などを手がけたジュークボックス(JukeBox)がプロデュースを担当したこの新曲は、自身のレーベル Blondie Rockwell Inc.から10月9日に米iTunesでデジタル・リリースされた。自身のシングルとしてはおよそ5年ぶりとなるが、ジャケット写真でも、トレードマークでもある胸の足跡タトゥーをあらわにしたタイトなレザーの衣装を着こなしたスタイリッシュなイヴは変わらずだ。
「新人アーティストのような心境」と語る彼女は、いよいよ新作『Lip Lock』を来年リリース予定。「Rock the Bells」ではこの新作から“She Bad Bad”を含めた新曲がいくつか披露され、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が参加、スウィズがプロデュースする“Mama In The Kitchen”といった曲もあるとか。またミッシー・エリオット(Missy Elliott)の新作に、リル・キム(Lil Kim)と共に参加している模様。
なお先日開催されたBET Hip Hop Awardsでも、ラッパーがそのスキルを見せつける場として定着してきた「サイファー」(cypher)にラフ・ライダーズの一員として参加、こちらでも復活をアピールしている。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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