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昨年、ゲームソフト制作会社からビヨンセ(Beyonce)をモデルにしたTVゲームに関して1億ドルもの損害賠償を求める訴訟を起こされた件で、ビヨンセ側は裁判沙汰を避けるため上訴していたが、認められなかったことが明らかになった。
ゲームソフト制作会社のGate Five社は、ビヨンセの個人事務所Beyonce Inc.とのジョイント・ベンチャーとして、2010年からビヨンセをモデルにしたダンス・ゲーム『Starpower: Beyonce』を開発。しかしビヨンセ側が合意済の契約条件に上乗せするかたちで法外な条件を提示して制作進行を遅らせた上に、2010年12月のクリスマスの週に突如、同ゲームの制作中止を宣言。結果的に70人もの従業員を解雇せざるを得なくなったという。このため、同社はビヨンセ及びBeyonce Inc.を相手取り、すでに投資していた額670万ドル(約5億5千万円)に加え、本来手にできたであろう利益1億ドル(約82億円)以上を損害賠償として求める訴訟を昨年4月に起こした。
これに対してビヨンセ側の弁護士は、開発のキャンセルをできる権利が合法的にあったとして略式判決を求めたが、この訴えは今年4月、裁判所から退けられていた。しかしビヨンセ側は諦めず、不服として上訴したが、11月8日、ニューヨーク州高位裁判所はこれも退けたとのこと。これにより、ビヨンセ側が回避しようとした裁判が行われることになり、陪審員たちがビヨンセが契約を守ったかどうかを判断、敗訴となれば高額の損害賠償を支払うことになる。
ニュース提供:bmr.jp
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