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たびたび延期が繰り返されるも、ようやく12月18日に発売された人気ラッパーT.I.の新作『Trouble Man: Heavy Is The Head』が、前作を上回る勢いを見せて全米チャートで初登場2位となった。
人気女性シンガーのピンク(P!nk)から、R.ケリー(R. Kelly)、シー・ロー(Cee Lo Green)、リル・ウェイン(Lil Wayne)、アンドレ3000(Andre 3000 of Outkast)、エイコン(Akon)ら豪華なゲストを迎えた『Trouble Man: Heavy Is The Head』は、発売1週間のセールスがおよそ17万9000枚を記録して全米チャート初登場2位となった。前作『No Mercy』は発売前に本人が収監されたこともあって初週15万9000枚、初登場4位だったため、前作を越える勢いを見せたと言えそうだ。一方、1位を阻んだのは、勢いの止まらないテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の『Red』で、クリスマス商戦の効果もあって9週目にして27万6000枚を売り上げるという圧倒的な強さを見せ、トップの座を独占している。
またT.I.は、この新作のために120曲ほどレコーディングしており、この続編をリリースしたいと語っており、『Trouble Man: He Who Wears The Crown』というタイトルにしたいと語っている。実際、試聴会などでは存在した、B.o.Bとケンドリック・ラマー(Kendric Lamar)をゲストに迎えた“Somebody I Used To Know”は今回未収録に終わっている。
なお、今回の『Trouble Man: Heavy Is The Head』のアートワークは銃を握ったT.I.のイラストが描かれたブラックスプロイテーション映画風のものになっているが、先日の小学校における銃乱射事件などを受けて批判も起こっており、「あれは隠喩であり、クリエイティブでコンセプチュアルな銃なんだ。ひとりの人間がトラブルに巻き込まれる、人生におけること全てを表しているんだよ。銃と認識されるような絵になっているが、本物の銃ではない」と説明に追われる事態も起こっている。
ニュース提供:bmr.jp
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