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ボビー・ウーマック、アルツハイマー病への不安を明かす
(01/03)
2012年6月にオリジナル・スタジオ・アルバムとしては18年ぶりのリリースとなるニュー・アルバム『The Bravest Man In The Universe』をリリースした“最後のソウル・マン”ことボビー・ウーマック(Bobby Womack)が、アルツハイマーの兆候があることを自ら明かした。

昨年2月には17年ぶりの来日公演を行い、元気な姿を見せていたボビー・ウーマックだが、3月に早期の結腸がんで入院。5月には無事に手術が成功したことが報告されたものの、「もともとは前立腺にがんがあって、それを手術で取り除いてもらったんだが、その際に結腸にもがんがあることが発覚してな。そしたら今度は肺機能が完全に停止してしまって、機械につながれて10日間昏睡状態だった。それから肺炎。これは2回あった」と、一時はかなり危険な状態だったことを自ら語っており、医者からは「歩いていることが奇跡」とまで言われていた。

現在68歳のボビー・ウーマックはその後順調に快復し、TV出演などを中心にライブ・パフォーマンスを披露するなど元気な様子だったが、つい先日、英BBC放送のジャイルズ・ピーターソン(Giles Peterson)の番組に出演した際に、アルツハイマー型認知症の兆候があることを自ら明かした。彼はここ最近、曲や名前などをなかなか思いだせないと述べ、「医者が言うにはアルツハイマーの兆候だって。まだ悪い状態じゃないが、これからどんどん悪くなっていくんだそうだ……」「自分で書いた曲が思い出せないなんて、イライラするよ」と、“この宇宙でもっとも勇敢な男”も認知症への不安は隠せないようだ。また、彼は昨年9月に授賞式で、『The Bravest Man In The Universe』の共同プロデューサーであるゴリラズのデイモン・アルバーン(Damon Albern of Gorillaz)のことを「デイモン・オズボーン」と呼んでしまったが、「一番恥ずかしかったのは、デイモンの名前を発表しようとしたときに彼の名字が思い出せなかったときだ」と当時のことを振り返っている。

なお、2009年にはすでに「ロックの殿堂」入りも果たしているボビー・ウーマックだが、最新作『The Bravest Man In The Universe』はClash magazineの年間ベスト・アルバムに選ばれるなど、各メディアの年間ランキングで名前が挙がっており、高い評価を受けている。

ニュース提供:bmr.jp

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