(04/21)
70年代後半から80年代、あのアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の‘ミューズ’として知られ強烈なビジュアル・イメージとエッジーな音楽性で活躍、いまなお人気のグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)が、昨年から世界を席巻しているレディー・ガガ(Lady Gaga)を自分のモノマネだと一刀両断した。
ファッション・モデルや女優としても活躍し、アンディ・ウォーホルに肖像を描かれたこともあるグレイスは、独創的なファッションと先鋭的な音楽で後続の女性アーティストに大きな影響を与えた。つい先日もM.I.A.が、ガガをグレイス・ジョーンズやマドンナ(Madonna)のコピーだと断じ、‘物まね上手’と切り捨てていたが、当のグレイス本人も同じことを考えていたようだ。昨年には19年ぶりにニューアルバムを発表し、60歳とは思えぬ強烈なパフォーマンスで世間を驚かせるなど今なお現役の彼女は、英ガーディアン紙のインタビューに対して、「私がやっていたようなファッションをしているのを何度か見たけど、まぁちょっとむかつくわね」と、ガガが自分の真似をしていると述べた。さらに、ガガがグレイスとのコラボレーションを望んでいたという噂についても、「本当よ。断ったけどね。だって、私はもっとオリジナリティのある人と仕事をしたいだけだから。私をマネしたりしない人とね」と辛辣に述べている。
80年代に一世を風靡したグレイスのビジュアルは、現在もガガのみならず、ビヨンセ(Beyonce)やリアーナ(Rihanna)など多くの女性アーティストに影響を与え、エステル(Estelle)やケリス(Kelis)の新曲でもかつてのグレイスを思わせるビジュアルがミュージックビデオの中で見られる。また、先日スタートしたリアーナのツアー衣装が、グレイスのコピーだとの批判も出ている。(s)
(photo by Fan the Fire Magazine)
ニュース提供：bmr.jp
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