(04/22)
その艶っぽいヴォーカルで今も厚い支持を得るヴェテランR&Bシンガーのアニタ・ベイカー(Anita Baker)が、オリジナル・アルバムとしては6年ぶりとなる新作を今年発表することが分かった。
最近もビヨンセ(Beyonce)が彼女の86年のヒット曲"Sweet Love"のカバーをツアーのレパートリーにするなど、後続の女性シンガーからも支持の厚いアニタ・ベイカー。1983年にデビューし、1988年に発表した3作目"Giving You the Best That I Got"は全米チャート1位を獲得するなど80年代半ばから90年内半ばにかけて活躍。2004年にはおよそ10年ぶりにジャズの名門レーベル、Blue Noteから"My Everything"を発表し、ジャジーで成熟したソウルを聞かせている。その人気は今なお健在で、昨年のEssence Music Festivalでは目玉アーティストとして出演し、75,000人以上のファンが彼女のパフォーマンスを観たという。
そのアニタが、オリジナルアルバムとしては"My Everything"に続く6年ぶりの新作レコーディングに取りかかる。ジョージ・デューク(George Duke)、ネイザン・イースト(Nathan East)といった旧知のジャズ、フュージョン系の大物が前作に続き参加するが、なんといっても驚きはラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)との共演。スヌープと共にカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)の"Give You My Love"をカバーするのだという。アニタ自身、「びっくりすることになるわよ」とその出来に自信を持っているようだ。なお、このカバー以外は全てオリジナル曲になるとのこと。発売日やアルバムタイトルなどはまだ不明だが、2010年中にはリリースされる予定。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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