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違法重火器の取引容疑で、約10ヶ月間の刑期を終え3月26日に出所したばかりのT.I.が、3月5日に社会奉仕活動の一環として務めた米ニュージャージー州の中学校での講演に対し、生徒の親から避難の声が上がっていることが分かった。
T.I.は約1500時間の社会奉仕活動を言い渡されており、その一環として、アメリカ全土の中学校やレクリエーション・センターなどを周り、多くの少年・少女たちに麻薬や暴力、ギャングの危険性を訴える講演を行っている。しかし先月の5日、米ニュージャージー州の中学校で講演を開催したところ、生徒の親から「事前に通知がなかった」「人選に疑問がある」と批判が相次ぎ、校長が釈明するという事態に発展した。
4人の娘を当中学校に通わせているトム・マイヤーズ(Tom Myers)は「もし今後T.I.やその他の囚人たちが社会奉仕活動の一環として、校内で講演をする必要がある場合は、子供の前にそのような疑わしい人物を招いて良いかどうか、親の許可を得るべきだ」との手紙を校長あてに送付。他にも「もし囚人が来ることを知っていれば子どもたちを休ませた」など、今回の人選に異を唱える意見が複数報道されている。これに対しテリー・オークス(Dr. Terry Oaks)校長は「私は、30歳前後でコカインをやって逮捕された経験のある人物を招いて、子どもたちの前で話しをしてもらおうかと思ったが、ジョージ・W.ブッシュとはアポが取れなかったんだ」と皮肉を交えて反論。T.I.が『殺人犯』では無いことを強調し、「あなたが適切だと思っている基準に沿って、州議会委員や議員を呼ぶことは我々にはできなかった」などと強い語調のメールで答えたのこと。
一方、出所の勢いに乗り、次のアルバム"King Uncaged"に向けて着々と仕事を進めているT.I.は27日、出所後初となる新作PV"I'm Back"を公開。アルバムの発売日も先日8月24日と公表されていたが、8月17日に前倒しされることになったと、自身のツイッター上で発表した。(g)
ニュース提供:bmr.jp
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