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伝説的ヒップホップ・デュオ、ギャング・スター(Gang Starr)のメンバーだったグールー(Guru)の死を巡り、その遺族と事実上の後見人ソラー(Solar)との間に依然として根強い不信感が横たわり、今なおも釈然としない状況が続く中、元パートーナのDJプレミア(DJ Premier)が再び口を開いた。
DJプレミアは、自身がホストを務めるラジオ番組内で最後に面会した時の様子を「病室に入った瞬間に怒りが込み上げてきた。起き上がってTwitterもできると話に聞いていたが、もうすでに死んでいるようだった。それに爪も髪の毛も伸び放題にほったらかされた状態で脚もむくんでいた。自分のシャツで愛と魂を込めてグールーの体を拭き、最後のお別れのように頬にキスをしたんだ。もちろんチューブや呼吸装置が付いていた」などと語った。グールーが亡くなる2日前のことだったという。
またベテラン音楽記者キース・マーフィ(Keith Murphy)によるインタビューでは「ギャング・スター関連の収入の半分は、今後の分も含めて彼の9歳になる息子K.C.が受け取るべきだ。まだまだ発表できる映像、DVD向け素材が残っている」「彼の弁護士とではなく家族と今後の計画を話し合うつもりだ。肝心なのは、俺たちは今でもギャング・スターとして契約したままであるという事実だ。俺たちはお互いに契約されたままだし、解散していない」「生前からグールーには常々、ギャング・スターの栄光が覆ることはないと強く言ってきたし、俺たちは今なおギャング・スターだ。この名前は永遠に遺すつもりだ」などと胸の内をかたり、ソラーとは別に、ギャング・スターの名のもとでグールーの功績を引き継いでいく計画を明かした。このインタビューではアルバム"Moments of Truth"リリース時に、DJプレミアが一度はグループ脱退を決意した経緯などさまざまなエピソードが語られている。
関連して、先日、ファンへの声明を発表したグールーの姉パトリシア・イーラム(Patricia Eram)によると、グールーの44回目の誕生日となる7月17日に告別式を予定しているほか、ファンおよびメディアへの正確な情報発信の場として新たにウェブサイト開設を検討しているとのこと。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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