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ジョン・レジェンド、新作は60s/70sソウルのカバー集に
(05/18)
自ら「99%完成した」と話していたR&Bシンガー、ジョン・レジェンド(John Legend)による待望の新作が、60年代から70年代がソウル・ミュージックのカバー作品になるようだ。

ジョンのニューアルバム"Wake Up Sessions"は、人気生音ヒップホップ・バンドのザ・ルーツ(the Roots)がプロデュースを手がけることで注目を集めているが、同バンドのドラマーでプロデューサーであるクエストラブ(?uestlove)とジョンがその内容について初めて具体的に語った。Rolling Stone誌のインタビューに対しクエストラブは、「みんな、カバーアルバムって聞くと、いい顔をしないだろ。だからあまり知られていない曲を選んだんだ。独自な解釈を加えてカバーすることで、それがカバー曲だって一瞬、気づかないみたいなね」と話しており、例えばマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の曲では"What's Going On"のような有名なものはあえて避け、同じアルバムに収録されている中でも"Wholy Holy"を選んでいるという。他に、ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)の"Little Ghetto Boy"、エディ・ハリス&レス・マッキャン(Eddie Harris & Les McCann)の"Compared to What"、ビリー・テイラー(Billy Taylor)の"I Wish I Know How It Would Feel to Be Free"、プリンス・リンカーン&ザ・ロイヤル・ラッセズ(Prince Lincoln & the Royal Rasses)の"Love (The Way It Should Be)"といった曲を取り上げるという。

また、アーニー・ハインズ(Ernie Hines)の"Our Generation"をサンプリングしたピート・ロック&CLスムース (Pete Rock & CL Smooth)の名曲"Straighten It Out"にならって、ジョンはCLスムースと共に"Our Generation"の新たなカバーに挑戦。今年急逝したテディ・ペンダーグラス(Teddy Pendergrass)が在籍したハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ(Harold Melvin & the Blue Notes)の"Wake Up Everybody"のカバーにはラッパーのコモン(Common)が、ベイビー・ヒューイ&ザ・ベイビーシッターズ(Baby Huey and the Babysitters)の"Hard Times"のカバーにザ・ルーツのMC、ブラック・ソート(Black Thought)が参加するという。

クエストラブによれば、このジョン・レジェンドの新作"Wake Up Sessions"と、ザ・ルーツの新作"How I Got Over"は同じコインの表と裏のような関係性だという。ザ・ルーツの新作にはジョンも2曲参加し、うち1曲はジョンが2006年に発表した"Once Again"に収録している"Again"を‘再び’レコーディングしたのだとか。"How I Got Over"は全米で6月22日発売予定で、先日ようやくジャケット写真が公開されたばかり。ジョンの"Wake Up Sessions"は9月の発売を予定している。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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