
(05/19)
そのソウルフルな歌声からR&Bファンに人気の英国人女性シンガー、テリー・ウォーカー(Terri Walker)が今年、復活を果たす。
テリーは、2001年にアメリカのメジャー・レーベルであるDef Jam Recordsと契約寸前までいったものの、渡米直前に9.11が起きた関係で話が止まってしまい、その後Def Jamの英国オフィスとしてDef Soul UKが立ち上げられ、ようやく2003年に"Untitled"でデビュー。しかしDef Soul UKもすぐに閉鎖となり、Mercury Recordsと直接契約をして活動するもMercury側とうまくいかず、2006年からはインディペンデントで活動していた。
2006年にサード・アルバム"I Am"を発表した後、いくつかの客演はあったもののほとんど音沙汰の途絶えていたテリーだが、2010年の今年、ついに復活する。しかも、かつてジェイ・Z(Jay-Z)とデイモン・ダッシュ(Damon Dash)によって立ち上げられたメジャー・レーベル、Roc-A-Fella Recordsと契約したのだという。以前にモス・デフ(Mos Def)と共演したことがあったテリーは、彼のツアー・マネージャーを通じてデイモン・ダッシュを紹介してもらい、それがきっかけでこの契約が成立したのだとか。
テリーは現在、ジェイ・Zやキャンプ・ロー(Camp Lo)らを手がけたことで知られるプロデューサー、スキー・ビーツ(Ski Beats)と共にニューアルバムを制作中。すでに先行シングルとなる予定の新曲"Understanding"がインターネットで公開されている。テリーは、「まだリリース日をはっきりとは言えないけれど、テーマは話すことができるわ。いろんなヒップホップ・レジェンドたちと共演することになるから、この新作のテーマは‘ヒップホップ’ね。アメリカとイギリス、多くのゲストを呼びたいわ」と新作の構想を明かしている。
またテリー・ウォーカーは、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)のプロデュースなどで知られるサラーム・レミ(Salaam Remi)のボッサ/R&Bプロジェクト、シャンペイン・フルーツ(the Champagne Flutes)に参加しており、2008年の大ヒット映画『セックス・アンド・ザ・シティ』の第2弾サウンドトラックに収録された"Hey Baby"は彼女が歌ったものだったのだとか。シャンペイン・フルーツのデビュー作は今年7月に発表を予定しているとのこと。さらにスキー・ビーツが間もなく発表するデビュー作"24 Hour Karate School"収録の"Ariels"にもモス・デフと共に参加しているとのことで、2010年は大忙しになりそうだ。(s)
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シャンペイン・フルーツ "Hey Baby" ミュージック・ビデオ
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ニュース提供:bmr.jp
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