
(05/21)
かつては「ヒップホップ界のロイヤル・カップル」と称されていたケリス(Kelis)との離婚騒動で、慰謝料・養育費の大きな負担は抱えているものの、一応の決着をみたナズ(Nas)。そんな辛い時期を支えたのは、ほぼ同タイミングで制作に入ったダミアン"ジュニア・ゴング"マーリー(Damian "Jr. Gong" Marley)とのコラボ作品"Distant Relatives"の存在だったことを告白した。
ナズはMTVのインタビューで「プライベートはご存じの通りだが、このアルバムのお陰で乗り越えられた。もちろんダミアンの存在も大きかった。何も俺に押しつけることはなく、特別な言葉もなかったが、兄弟のように接してくれた。彼がいたからこそ、常に頭の中をクリアにして集中できた。ありがたかったね」などと当時を振り返った。また9ヵ月になってハイハイしたりつかまり立ちを始めたという息子ナイト(Knight)については「(ケリスからは)気が向いた時だけ写真が送られてくる。会いたいのはやまやまだけどどうしようもない。とにかく可愛くて仕方がない。子供と一緒に過ごせるのは何より素晴らしいことだ」などと語り、父親としての一面をのぞかせている。
関連して、18日に発売されたばかりの2人の共作"Distant Relatives"は、現時点では5万枚前後のセールスと推計されている。今回のコラボレートでより身近になったレゲエ・ミュージックとダミアンの父親でもありその象徴的存在であるボブ・マーリー(Bob Marley)についてナズは「ヒップホップとレゲエは人々を取り巻く状況を表現した生きた音楽という意味で同じであり、アグレッシブでイケイケだけれどもメロウでソウルフルな一面もあるところも似ている。ジャマイカもボブ・マーリーも自然に唯一無二の存在になった。俺もそうありたいと願っている」などと語っている。(t)
(photo by alexander mussard)
ニュース提供:bmr.jp
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