
(05/27)
本業の音楽活動以外にも、故郷ハイチへの献身的な人道支援でも知られるミュージシャン/プロデューサーのワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)だが、23日、それらの活動が高く評価され、西コネチカット州立大学の名誉博士号を授与された。同時に彼の主宰するハイチ支援団体Yele Haitiにも、大学側から9,500ドル(約86万円)の小切手がプレゼントされたという。
ワイクリフは、学位授与式で"Vision for the Future"(未来への展望)というタイトルのスピーチを披露。その中で「信じられないだろうが、ハイチにいた子供の頃は掘っ立て小屋のような家に住み、ロバに乗って通学していた。米国に移民した当初、英語は一言も話せなかった。だが、今は世界中を旅して音楽で人々と交流することもできる。ハイチのために働き、大学でスピーチまでできるようになった」などとこれまでの歩みを振り返り、最後に「自分の持ち味や才能、特技を生かしたビジョンを創りだしてほしい。何をするにしてもビジョンさえあれば自分の力で進んでいけばよい。自身の考えを実行に移してもらいたい」とスピーチを締めくくった。
今回の学位取得に先駆け、ワイクリフ・ジョンは、米国きっての名門ハーバード大学からも音楽・人道活動での貢献が評価され、同大学の'年間最優秀アーティスト賞’を受賞、記念メダルを授与されている。(t)
ニュース提供:bmr.jp
他のニュースを見る
著作権管理団体 許諾番号
JASRAC 6834131012Y30005
JRC X000040A01L
e-License ID18099
(C)Blau