(06/02)
昨年、伝記映画"Notorious"が公開された故ノトーリアス・B.I.G.(Notorious B.I.G.)と並び称され、90年代の東西ヒップホップ抗争の主役となり両者が相次いで暗殺されたことでさらに伝説化されているラッパー、2パック(2PAC)。昨年、映画化の話が進むも、彼のLife Rightsと呼ばれる権利を持つ実母アフェニ・シャクール(Afeni Shakur)からストップがかかり、映画製作会社Morgan Creekとの間で訴訟にまで発展していたが、今年9月からいよいよ撮影が開始されるという。
これは、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)主演の映画『トレーニング・デイ』などで知られるアントワン・フークワ(Antoine Fuqua)監督が明かしたもので、「Morgan Creek社トップのJames G. Robinson氏からゴーサインが出た。今は9月からの撮影に備えて準備しているところだ」と発言、気になる主役2パックを演じる俳優については「そこがゴールになる。無名新人を起用したいから大勢の中から発掘する必要がある。ストリートから見つけ出すよ。世界中のどこかにいるはずだ」などとコメントしている。
関連して、2パックの39歳の誕生日にあたる今月16日には、アトランタにある彼の名を冠した若者のための教育機関Tupac Amaru Shakur Center for the Artsで、今年2回目となる音楽イベントが開催される。母アフェニと俳優マイク・エップス(Mike Epps)がホストを務め、リック・ロス(Rick Ross)、バン・B(Bun B)、トゥー・ショート(Too $short)のほか、新人ラッパーも多数出演する模様。また収益金は全額、2パックの財団Tupac Amaru Shakur Foundationに寄付されるとのこと。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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