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ドクター・ドレー、作曲者団体の名誉賞受賞へ
(06/07)
先ごろ、米音楽誌Vibeのファン投票によるベストプロデューサー・トーナメントでDJプレミア(DJ Premier)に競り勝って優勝を手にしたドクター・ドレー(Dr. Dre)が、今月26日にロサンゼルスのBeverly Hiltonホテルで開催される第23回Rhythm & Soul Music Awardsで、最も栄誉のあるASCAP Founders Awardを受賞することとなった。

同音楽アワードは、米最大規模の音楽制作者組織ASCAP(米国作曲家・作家・出版者協会)が主催するもので、ドクター・ドレーの90年代以降のプロデューサー/ソングライター/作曲家としての実績や、後進のアーティストたちへの進行形の影響力の大きさが評価されての受賞となった。過去の受賞者には、言わずと知れたスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)やポール・マッカートニー(Paul McCartney)、カントリー界からはガース・ブルックス(Garth Brooks)、モータウン・レコード創始者ベリー・ゴーディ(Berry Gordy)と長く彼の片腕となったスモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)といった20世紀の音楽シーンの代表者が名を連ねている。

ASCAP代表のポール・ウィリアムズ氏は、「ドレーは近代音楽界における最重要人物だ。彼の生み出す個性的かつ確かな音楽は90年代初期のラップ音楽を席巻したばかりでなく、多くの才能を発掘してスターダムへと押し上げてきた。彼の知識、技術は今でもあらゆるジャンルのアーティストやプロデューサーに影響を与え続けている。我々もとても光栄に思っている」などと、グラミー賞受賞歴5回、手がけた楽曲の総売り上げ枚数が1億2銭万枚というドレーの功績を称えるコメントを寄せた。

ドクター・ドレーはもちろん現在も活躍中だが、今回もプロデュースを担当したエミネム(Eminem)のプッシュ曲"Not Afraid"を優先、ジェイ・Z(Jay-Z)をゲストに迎えた自らの新曲"Under Pressure"のリリースを遅らせたという。またリリースが近いと語った自身の新作"Detox"の制作に戻っているとの情報も伝わえられている。(t)
(photo by Ed Kavishe)

ニュース提供:bmr.jp

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