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2パック“Dear Mama”が米議会図書館の所蔵作品に認定
(06/30)
死後10年以上経ってなお、カリスマ的な支持を受けているギャングスタ・ラッパー2パック(2pac/ Tupac Shakur)の名曲"Dear Mama"が、米議会図書館の所蔵作品に認定された。

アメリカではNational Recording Preservation Act(録音物保護法)なる仕組みがあり、重要な録音物を保存することが法律で義務付けられている。その保存はアメリカ議会図書館が行っており、所蔵されるには、録音から10年以上経っており、文化的、歴史的、そして審美的な重要性が認められなければならない。オンラインによる一般投票に推薦や、National Recording Preservation Actの運営メンバーにより所蔵対象の録音物が選定されている。

"Dear Mama"は、2パックがラスベガスで凶弾に倒れる1年前の1995年にリリースされた作品で麻薬中毒や貧困に苦しむの母親アフェニ・シャクール(Afeni Shakur)に捧げられた楽曲。ヒップホップ・ファンの間では名曲として認知されてきた。

今回、米議会図書館はこの楽曲を「社会的逆境や経済的貧困、麻薬中毒などによる家族崩壊などの問題を抱えているすべての母親に、感動的で雄弁な敬意を表している」と賞賛し所蔵を決定。改めて、アメリカにおけるヒップホップの理解度の高さと一般社会への影響力の大きさを認識させられる選定となった。また、その他カントリー・シンガーのウィリー・ネルソン(Willie Nelson)やロック・バンドのREMなどを含む25のアーティストの作品が同時に所蔵が決定している。(g)

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2パック "Dear Mama" ミュージックビデオ
http://bmr.jp/video/detail/00000000000000003347.html

ニュース提供:bmr.jp

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