(07/05)
ミックステープアルバム2タイトル"The Come Up" (2007年)と"The Warm Up" (2009年)が評価され、大御所ラッパー、ジェイ・Z(Jay-Z)が設立したレーベルRoc Nationの第1弾契約アーティストとして注目の新人J・コール(J. Cole)が、デビュー作"Cole World" (仮題)をほぼ完成させ、10月26日発売予定と発表した。
ラジオ・インタビューでJ・コールは、「ほぼ完成したよ。今は曲ごとにヴァースや楽器を足して最終調整しているところだが、収録曲はすべてそろっている。レーベルは10月26日って言っているけどもう少し早くリリースしたいね」と笑顔で語り、「ジェイ・Zが俺のレコーディング風景を見に来て、多くのスタッフに囲まれながらも自分でプロデュースもしていることにとても感心してくれていたよ」などジェイ・Zとのエピソードも披露した。
ところが、先月21日に発表したばかりのファーストシングル"Who Dat"のミュージックビデオが、J・コールの故郷ノースカロライナ州フェーエットビルの教育関係者からクレームがついてしまったようだ。問題のビデオは、J・コールが1人でフェーエットビルを歩きながらラップするというシンプルな内容。しかしラップされているのは、いわゆる‘4レター・ワード’と呼ばれる日本で言う放送禁止用語を含むもの。さらに殺風景な路上で車が爆発、炎上する映像が街にマイナスイメージを与えるほか、その中に地元のEE Smith高校のマーチングバンドとチアリーダーたちが出演していることも問題視されているという。EE Smith高校側は撮影を許可したものの教育機関の上層部が難色を示し、今後ウェブからの削除要求も検討しているとのこと。
一方、J・コール本人は、同曲について「ラジオやクラブヒットは全く狙っていない。感情に訴えるシンプルな内容」などとコメント、35分もあるミニ映画バージョンも制作するなど自信作となっている模様。(t)
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J・コール "Who Dat" ミュージックビデオ (YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=heiBSJ2HSlM
ニュース提供：bmr.jp
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