(07/29)
今年の3月にコカインを使用した容疑で逮捕され服役、今月7日に約4ヶ月の刑期を終えてアリゾナ州フェニックス刑務所から出所したばかりのラッパー、DMXが再び刑務所に逆戻りすることになった。
今回の服役は、2002年にDMXが無謀運転で捕まった際、執行猶予の判決となっており、これに違反したことが原因と伝えられている。服役期間は90日間とされているが、カリフォルニア州の刑務所が定員オーバーであるため数週間で釈放される可能性もあるという。
つい先日、妻タシェラ・シモンズ(Tashera Simmons)に離婚を突き付けられたばかりのDMXにとって、追い打ちをかけるような展開だが、「オレが失ったすべてを取り戻すため、これも更正の機会だ」と前向きなコメントを出している。
DMXは、"Party up"、"What's My Name?"などソロでも大ヒットを飛ばしているほか、盟友スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)やイヴ(Eve)と共に結成したラフ・ライダーズ(Ruff Ryders)としても人気を博すなど2000年代前後にヒップホップシーンを席巻。さらに映画『ロミオ・マスト・ダイ』、『BELLY 血の銃弾』など映画出演でも活躍していたが、交通違反、薬物の常用、窃盗、動物虐待など様々な罪状で逮捕をくりかえすなど問題児としても話題に事欠かない。
出所早々にリル・キム(Lil Kim)のライブにサプライズ出演し、プロデューサー、デイム・グリース(Dame Grease)のもとで曲作りに入ったとの情報も入るなど、再び音楽活動を始動させていた矢先の逮捕となり今後のキャリアは不透明なままだ。(g)
(photo by John B. Mueller)
ニュース提供：bmr.jp
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