(08/03)
社会的なメッセージと、独自のセンスを持つ鮮烈なサウンドとビジュアルで人気を集める女性アーティストM.I.A.が、人気音楽プロデューサー/ラッパーのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と、いさかいがあったことを明らかにした。
M.I.A.がタウンガイドの定番Time Out London誌に語ったところによると、2人は今年の5月にメトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)の美術衣裳部門(Costume Institute)が開催したイベントMet Costume Institute Galaに出席。その際ファレルは「人のことを打ち負かそうとしてばかりじゃいられないぜ」とM.I.Aに忠告、裸体や暴力的な描写などで強烈な印象を残すM.I.A.のミュージックビデオ"Born Free"について「あんなものばかりを人びとに与え続けるわけにはいかないって分かるだろ? 砂糖を入れてあげなきゃダメなんだよ」と意見したという。
M.I.A.は「気分を害したわ。私は、例えるなら‘羊’たちのために音楽を創っているわけじゃないの。わたしは‘羊飼い’のため、つまり、個人としての考えを持ち、自分自身が自分のリーダーでありたいと思っているような人たちのために音楽を創っているの」と激しく反論したという。そのやりとりの後、Bad Boy RecordsのCEO、プロデューサーとしても才能を発揮するディディ(Diddy)が仲裁を買って出たとのことで、ファレルをM.I.A.の元に呼び、謝罪させ手にキスをさせたという。
M.I.A.はその他にも、女優で人気番組の司会者などを務めるオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)に対して「彼女は私に対して冷たい態度を取っていた」と非難。また4月にはレディー・ガガ(Lady Gaga)を「物まね上手」と一刀両断、ティーンアイドルとして話題をさらっているジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)などにも噛み付き、歯に衣着せぬ物言いでゴシップ好きの注目を集めている。
一方、M.I.A.の音楽活動では、「今年最初のライブ参加」と銘打たれた音楽フェスHARDの2公演をロスアンジェルスではキャンセル、ニューヨーク公演では急な雨のためにかなり短いセットで終了し、ファンからは不満の声があがっている。(g)
ニュース提供：bmr.jp
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