
(08/09)
実に7年振り2度目となる来日を果たし、国内最大級の音楽フェスティバルSummer Sonic 2010に出演したヒップホップ界の現役カリスマ、ジェイ・Z(Jay-Z)が、契約時から数えればほぼ10年越しとなる自叙伝"Decoded"の発売をついに決心したようだ。
ジェイ・Zは2003年、引退宣言とともにリリースした"Black Album"の直後に発売が決定していた"The Black Book"本人の希望により急きょ差し止め、"Decoded"の出版がほぼ内定していた今年6月のRolling Stone誌のインタビューでも、ジェイ・Zは「自分の過去も考えも曲の中ですべて語っている」などと語り、父との関係に苦悩した少年時代やドラッグディーラーから身を起こしたサクセスストリーなどを自ら‘自叙伝’というかたちで公にすることに難色を示していたほど。
全336ページに及ぶ"Decoded"は、ジェイ・Z本人はもとより、家族、親しい友人たちへの綿密なインタビューを通じてその半生や人となりを浮き彫りにしているほか、内容の濃さには定評のあるジェイ・Zのリリックの解説や創作過程などにも触れているという。現時点では、数々のセールス記録を樹立している最新作"The Blueprint 3"や興業会社Live Nationとの契約をはじめとするビジネスの数々、愛妻ビヨンセ(Beyonce)とのスーパースター同士の結婚生活といったここ数年間の様子が盛り込まれているかは不明。
11月16日に発売が決まった"Decoded"は、ジェイ・Zの出版プロジェクト3部作の第一弾とのことで、今後はジェイ・Zのビジネス手腕に焦点をあてた内容のものなどが準備されている模様。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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