
(08/09)
今年、12ヶ月に渡る連作リリースを継続し、この秋に向けてはジャズ系音源を発表しているヒップホップ界の異才マッドリブ(Madlib)が8月6日、なんとコーヒー・ブレンドを発売した。
これはインテリゲンツィア・コーヒー(Intelligentsia Coffee)というショップとのコラボレートによるエスプレッソ用のコーヒー・ブレンドMadlib's Espresso Blendで、商品ラベルには「過去3年間、マッドリブが平均して1日にアルバム一枚分を作れるほど起きていられた」というどこまで真実かわからない効能まで記されている。このインテリゲンツィア・コーヒーは米シカゴ、ニューヨーク、ロスアンジェルスなどに複数店舗を構えているコーヒー店で、今回の‘マッドリブ・ブレンド’はカリフォルニアのパサデナで新店をオープンしたのに合わせて企画された特別商品とのこと。
ちなみに毎月リリースを続けているMadlib Medicine Showシリーズ、8月24日発売予定の第8弾は"Advanced Jazz"と銘打たれたジャズ・ミックス音源。そのアートワークには、19世紀の画家エマニュエル・ゴットリーブ・ロイツェ(Emanuel Gottlieb Leutze)による「デラウェア河を渡るワシントン」を元に、船上の人物をすべて伝説的ジャズ・ミュージシャンに画き代えたものが使われている。マイルス・デイヴィス(Miles Davis)やファラオ・サンダース(Pharoah Sandars)、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)といった大物たちが登場しているこの絵は"Jazzcats Crossing the Hudson"と題されており、rappcats.comにて「ウィキペディアによるとこの絵はジャズ・ジャイアンツがニューヨークに到着するシーンを描いたもので、特筆すべき点は登場するミュージシャンたちが生まれる数十年前に描かれていること」などとユーモアを効かせた紹介まで登場している。
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"Jazzcats Crossing the Hudson" 拡大画像
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ニュース提供:bmr.jp
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