(08/17)
当時交際していたリアーナ(Rihanna)に暴力をふるった昨年2月の事件の影響がやはり大きかったためか、昨年末に発表した新作が振るわなかったクリス・ブラウン(Chris Brown)だが、先日発表した新曲でようやく光明が見えてきたようだ。
デビュー作から2作続けてアルバムを全米で200万枚売り上げたクリス・ブラウン。判決で命じられた奉仕活動を優秀な成績で終え、事件への反省を真摯に示したものの、昨年末に発表した3作目"Graffiti"はまったく振るわなかった。大手販売店が発売に消極的、ラジオ局が曲のオンエアを控えたことが原因であるとも言われており、クリスがそうした姿勢に対し不満を述べることもあった。
しかし、事件から1年以上が経過し、再起の機運が高まっているようだ。今年6月に行われた第10回BET Awardsでのマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)トリビュートでは得意の華麗なダンス・パフォーマンスで会場を沸かせ、名曲"Man In The Mirror"を歌う場面で感極まって泣いてしまったものの、代わりに観客が合唱、最後はスタンディング・オベイションを受けた。そして、ラッパーのタイガ(Tyga)と共に発表したミックステープ作"Fan Of A Fan"からのシングル曲である"Deuces"が現在、デジタルセールスで13万ダウンロードを突破、米BillboardのR&Bチャートで11位まで上昇とヒットしている。加えて、先日には米エンターテイメント界の一流マネジメント会社Creative Artists Agencyとの契約を発表、着々と再起への準備が進められているようだ。さらにクリスはTwitter上で「ニューアルバムは来年頃だ、だがその前に君たちのためにまたスペシャルなことをやるよ!!!」と宣言。今月27日にはYAMAKASIばりのアクションを披露しているだけでなく、共同プロデューサーにも名を連ねている映画"Takers"がアメリカで封切りされる。(s)
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ニュース提供：bmr.jp
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