(08/21)
脱税で逮捕され、2007年から服役し今年晴れて出所したベテランR&Bシンガーのロナルド・アイズレー(Ronald Isley)が、久しぶりのニューアルバムを来月発表する。
ロナルド・アイズレーは、1960年代からソウル/ファンクミュージックを中心とした様々なスタイルで活躍、特にそのメロウな持ち味で聴く者を魅了し、現代R&Bのルーツのひとつとなったアイズレー・ブラザーズ(the Isley Brothers)のフロントマン。今年自由の身になったばかりだが、すでに今月には新曲"No More"をラジオで披露していたロン。UrbanBridgez.comの独占情報によれば、なんと来月にもニューアルバムを発表するという。
今回はアイズレー・ブラザーズとしてではなく、ロンのソロ作という形になるようで、新作のタイトルは以前から言われていたように"Mr. I"となる。「今回は参加プロデューサーすべてが初顔合わせの者たちで、それぞれが私がやろうとしていることを見事にすくい取ってくれた」と語っており、なんとリアーナ(Rihanna)やビヨンセ(Beyonce)の大ヒット曲を制作したヒットメーカーのトリッキー・スチュアート(Tricky Stewart)のほか、グレッグ・カーティス(Greg Curtis)らが参加しているという。いかにも彼らしいバラード曲ももちろんあるが、"I Need You"という曲ではトリッキー・スチュアートによる2010年式の最新グルーヴにも挑戦したという。
さらに驚くのは、なんとローリン・ヒル(Lauryn Hill)の参加。ロンは出所後のインタビューでも彼女に参加して欲しいとラブコールを出していたが、見事に実現したようだ。ローリンとは、あの名曲"(They Long To Be) Close To You"を以前にも共演していた作者の御大バート・バカラック(Burt Bacharach)のプロデュースでデュエットするという。ローリンは、正規のリリースでないにもかかわらず、先日ネット上にリークした未発表曲"Repercussions"がラジオ局の支持を集め、ラジオ・オンエアだけで今週の米BillboardR&Bチャートにランクインするなど今最もカムバックが期待されているだけに、この共演には大きな注目が集まりそうだ。また、同じくゲスト候補に挙げていた人気ラッパーのT.I.の参加も"Money On Me"という曲で実現しているとか。ロンは、「このアルバムは今までの中でも最もすぐれた作品にしたかった」と語っており、並々ならぬ気合いがうかがえる。
ロナルド・アイズレーのニューアルバム"Mr. I"は全米で9月28日発売予定。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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