(08/23)
先日、新曲"Power"の公式リミックスを発表したばかりのカニエ・ウェスト(Kanye West)が、クリスマスまでの半年間、毎週金曜日に新曲をアップすることを発表した。
アップされる楽曲は、自身の運営するレーベル、G.O.O.D. Musicに所属するアーティストや、カニエ・ウェストと縁の深いアーティストの楽曲になる模様で、「オレの曲かもしれないし、ジェイ・Z(Jay-Z)の新曲かもしれない」とツイート。またこのムーブメントを"G.O.O.D. Fridays"と呼ぶとしており、「君たちがみんな音楽を必要としていることは知ってるよ。だからもうもったいぶらずに届けることにした」と動機を明かしている。カニエ・ウェストは、既に今月の11日にも自身のブログでビヨンセ(Beyonce)とベテラン・シンガーのチャーリー・ウィルソン(Charlie Wilson)という異色の組み合わせを迎えた新曲"See Me Now"を無料公開しており、「全てはファンのため」とコメントしている。
アメリカのミュージシャンはここ最近、プロモーションのためにより早くインターネット上に楽曲をリークするようになっており、著名ブログやプロモーション音源サイトを通じての無料かつ著作権やそれにともなう諸権利ががクリアになっていない音源を自ら公開することが多い。ただしこれはレーベルやアーティストの意思が一致していない場合も多く、ドクター・ドレー(Dr. Dre)のように完成していないリーク音源を聴かないよう求めるアーティストももちろん存在する。そんななかでの今回のカニエ・ウェストの無料公開宣言はかなり大胆に踏み込んだものと言えそうだ。
発売延期となったカニエ・ウェストの5枚目のニューアルバムは11月16日のリリース予定とされており、タイトルも"Dark Twisted Fantasy"と発表されている。(g)
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カニエ・ウェスト "See Me Now" 紹介ページ
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ニュース提供：bmr.jp
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