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ワイクリフ、大統領選出馬をあきらめず
(08/24)
11月28日に予定されている母国ハイチ共和国の大統領選挙に立候補を表明するも、20日、候補者条件を満たしていないことを理由に最終的に候補者リストから除外されるという現実に直面したワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)。当初、「納得はしていないが、法律には従う義務があるので最終決定は謹んで受け入れる。一国民として、これからも母国のために尽くす所存だ」と語っていたワイクリフだったが、一転、自身の大統領候補資格の正当性を法的手段をもって証明し、もう一度大統領選出馬に打って出る意欲を見せている。

ワイクリフは22日朝、首都ポルトープランス郊外の自宅からAP通信に電話で「我々の候補資格に問題がないことを証明する書類をそろえて、弁護団が選挙法廷に訴える準備を整えている。我々を大統領選挙から排除しようとしていることにハイチの政治の問題点が潜んでいるのさ」などと語った後、Twitterにも同様のコメントを投稿。翌23日には「熟考と自分自身の魂に問いかけた末にハイチの選挙管理委員会に異議を申し立てる」という書き出しから始める長い声明文を発表している。

ワイクリフ側は、2007年にワイクリフがプレヴァル現大統領の命により移動大使に就任したことがハイチ国外での居住を正式に認めたものであり、問題となっている連続5年間の居住義務はこれによって相殺できると主張。しかしハイチには過去に同委員会の決定事項に異議を申し立てた候補者がいないため、承認可否判断の決議には時間がかかるとの見解も出ている。選挙管理委員会からは、22日の時点でワイクリフ側からの陳述書類は届いていないとだけコメントがだされている。

ワイクリフ・ジョン本人は、今週末にも一旦家族の住む米国ニュージャージーに戻るが、事の顛末を見届けるためにすぐにハイチに戻るようだ。(t)
(photo by mark yuen, under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0 Generic)

ニュース提供:bmr.jp

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